
れいわ新選組・合同演説を開催
2020年11月20日、次期衆議院選挙にて国政政党「れいわ新選組」から立候補予定のメンバー8名が新宿西口に集合、合同演説会が開催されました。各々のスピーチを文字起こししました。前後の掛け合いを含めてどうぞ!
「貧困になった人が貧困なのではなく、貧困を生み出す社会と政策が貧困なんです 」
辻村ちひろ(司会進行):
さて2巡目いきましょう。れいわのトップバッター、先ほどは田島さんがやっていただいたんですけどちょっとお仕事があるということで一巡目でお帰りになられています。当初トップバッターって考えていたのは実は、れいわのジャンヌダルク、てるちゃんだったんですね。もう一度、てるちゃんにここでお話していただきたいと思います。渡辺てる子さんです。
渡辺てる子:
小田急百貨店前にお集まりの皆様、金曜日の夜、大変お疲れ様です。ありがとうございます。れいわ新選組、渡辺てる子です。よろしくお願いいたします。私、今61歳なんですけれども、母が91歳なんですね。要介護度3です。認知症、どんどん進んでいっています。このコロナ感染リスク怖いです。ですけれども何とか踏みとどまっていて、施設を利用させていただいてます。それは何を隠そう、介護労働をなさってくださっているケアワーカーの方々のおかげなんです。
この介護労働、ケアワーカーの方々を含む、他に保育とか医療とかそういったお仕事に従事される方々、これ、エッセンシャルワーカーといいます。日本の社会、いや人間の社会に暮らしに必ず必要な労働を担ってくださる方々のことです。このコロナ感染リスクで、外出規制をやったり、休業をやったり、多くの店が休んでいる中でも休んでもらっては困ると、働かないでは困るという人たち、社会を底支えする人たち、そのエッセンシャルワーカーの方々、今、大変な苦境にあえいでいます。介護労働の方々を例にとってみますと、今に始まったことじゃありませんが、介護労働、介護業界、人材不足です。人手不足です。なぜか。お給料がとっても少ないからです。他の業界に比べて約10万円少ないという風に言われています。それでは生活できません。
ですけれども、介護労働っていうのは国家資格が必要なんですよ。そして生命を預かるから非常に責任の重い仕事でもあるんです。介護はなんでじゃあ賃金がそんなに安いのか。これは昔、お嫁さんが、旦那さんのお父さん、お母さん、舅(しゅうと)、姑(しゅうとめ)の面倒を見ていた、タダで見ていた。そして、女でもできる、特別な技能がいらないから、もともとタダでやらせていたんだから、賃金だって安くていいんだろう。そういう考え方が根底にあるからなんです。ところが、とんでもないと思います。介護は家族がするのではなくプロの方々が担うべきではないでしょうか。そういったエッセンシャルワーカーの方々を、我々れいわ新選組は公務員化しようと思っています。そういった方々が社会を支えているからです。
生産性とか効率とか、儲けるとか儲けないとか、そんなこと関係ありません。生命にそんな価値はあるとかないとかじゃないです。みんな等しく、生きているだけで価値があるんです。そうじゃないですか、みなさん。その生きているだけで価値のある人たちを支えてくださるエッセンシャルワーカーの方々を、もっともっとちゃんとゆったりと自己実現できる形で働かせてあげたい、それがれいわ新選組の政策です。そして私の思いです。

このエッセンシャルワーカーの方々がちゃんと働けない世の中は貧しい世の中です。私は貧困問題を訴えてますけれども、一番いいたいことは、貧困になった人が貧困なのではなく、貧困を生み出す社会と政策が貧困なんですよ。この貧困な政策と社会を我々の手で豊かにしたいと思いませんか。そのためには消費税廃止です。今、私の目の前には小田急百貨店、京王デパート、特別ご優待で5%割引って言ってますけれども、消費税廃止すると、毎日が10%割引ですよ。こんな確実な、いい、素晴らしい現金給付ってほかにないですよね。れいわ新選組は消費税廃止、廃止ですよ。誰もがこの消費税廃止の恩恵にあずかります。
このコロナ不況で低所得者層はさらに収入が減りました。ところが収入600万円以上の世帯は何の影響もないんです。このコロナ不況っていうのは私たちのようなワーキングプアがますます厳しくなるだけの話なんですよ。働いてますよ、私たち。働きたいですよ。もっともっとガンガン働いてもっともっと稼ぎたいんですよ。だけどそれができないんですよ。それ、誰のせいですか?私たちのせいですか?違いますよね、政治のせいですよ。
居酒屋もつぶれました。そこでアルバイトをしている、奨学金を返しながら働いてる大学生も困っているんですよ。若者も今、自殺率が増えています。そして女性も自殺が増えているんです。こんな悲しい、傷ましいことってありますか? 2020年、この日本で、若者が将来を憂いて生きていく希望を失っている。そして日ごろから歯を食いしばって働いてる、非正規の多い、低所得者の女性労働者も未来に希望を見出せずに自殺をせざるをえないって、私、黙って見過ごすわけにいかないんですよ。もう、悔しくって悲しくてたまらないんですよ。これ変えませんか。皆さんと一緒に変えませんか。
こんな話をするとね、てるちゃん、希望を語ってくださいって言うんですよ。だけどね、この現実を真正面から向きあわなければ問題の解決には至りませんから。ここからスタートですよ。この絶望の淵から我々は希望を作り出しますよ。我々にはその力があります。れいわ新選組が皆さんからその力を引っ張り出してみせます。できます、やります。今からやります。そもそもね、消費税がなかった時は、経済成長の時代だったんですよ。その時代に戻そうじゃありませんか。戻せますよ。国が、政府が経済成長だって言ってます。私たちに働けって言ってます。仕事はないんです。だったら、国が、政府が、経済成長を言うんだったら、消費税廃止にしてもらおうじゃありませんか。れいわ新選組、渡辺てる子はそれを訴えます。れいわ新選組、渡辺てる子です。頑張りましょう。ありがとうございました。
辻村ちひろ:
はい、ありがとうございます。皆さん、だんだん隣の人と近くなってませんかね。大丈夫ですかね。ソーシャルディスタンスでございます。よろしくお願いいたします。てるちゃん、演説だと熱いでしょ。でも普段はすごくニコニコ、明るいおばちゃんなんですよ。あの、ぜんぜん、ガーっていうタイプの人じゃないのに、ここにあがるといきなりスイッチ入るんですね。ちょっとビックリです(笑)。
合同街頭演説・スピーチまとめ
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