超便利!街宣質問データベース「れいわに訊く」に訊いてみた【ボランティアインタビュー】

れいわに訊く インタビュー(WeAreれいわ新選組)

「れいわに訊く」とは?

れいわ新選組が全国で開催している街頭演説、おしゃべり会、記者会見などの動画から、聴衆や記者との質疑応答が検索できるデータベースサイト「れいわに訊く」。X(旧Twitter)で急拡散したのをきっかけに、支持者の中で話題になっています。

れいわ新選組の公式YouTubeにアップされている動画の概要欄には、質問別に目次がついていますが(実はこれもボランティアさんがやっているんですよ)、動画の本数も質問の数も膨大なので、探すのも一苦労… 「れいわに訊く」はそんなニーズにばっちり合うサイト。

れいわに訊く インタビュー(WeAreれいわ新選組)
「れいわに訊く」シンプルで使いやすい構成

ちなみに「訊く(きく)」は、「問う、尋ねる」という意味があって、 「訊」という文字には「聞き出す」という意味合いが含まれているそうです。

サイトを作ろうと思ったきっかけは?これからやってみたいことは?などなど、運営者さんに話を聞いてみよう!ということで、インタビューしてきました。

「れいわに訊く」さんにインタビュー

— よろしくおねがいします!まず…なんてお呼びすればいいでしょう?

れいわに訊く
よろしくお願いします。「れいわに訊く」でいいのではないでしょうか。呼び名としては変ですけど。Twitterでは「訊くさん」と書いておられた方もいました。略して「れ訊」とか?

— では、れ訊さんで!まず、れいわを支持するようになったきっかけはなんでしょうか?

れ訊
2019年に山本太郎さんの動画を偶然見たことでした。それまで政治にまったく目を向けてなかったんです。だから選挙の投票にも行ったり行かなかったり。有権者が有権者であることを思い出させられるのって、投票券が届いたときくらいでしょう? そのときだけ「あんた有権者やで、おぼえてるか?」って突きつけられた気になる。それで投票に行くわけですけど、それはあくまで「あんた有権者やで」って言われたときに感じた小さな心のかゆみを解消するためで、まじめに投票先を考えたことなんてなかったんです。いつもなんとなくで投票先を選んでいました。

政治家なんて誰がやっても変わらないし、みんなが選んだ人に任せるよ、ちゃんとやってくれるでしょ。やってくれなかったらみんなに批判されてクビになるでしょって、そう思ってた。有権者としての責任放棄です。

— 日本人の多くが同じような意識かもしれませんね。最初に見た太郎さんの動画の印象は?

れ訊
とにかく本気度がひしひしと伝わってきたのが印象に残っています。役者だから口がうまいんだっていう人いたけど、演技かどうかは見たらわかる。山本太郎さんのアンチだって、それがわかってるから攻撃してくるんだと思うんですよね。

— ニュースになることだけ見聞きしていると尖った印象もあるかもですが、訴えていることは一貫しているし、経済政策も理にかなっていますよね。

れ訊
山本太郎を応援していると言うと、うとましがられますよね。友人や家族に話しても一瞬絶句されて、え、なんで、どうしたん、どっか悪いん、みたいな。変な宗教にはまったみたいに思われて、勧誘しないでね、と言いたげな態度を取られる。

山本太郎は例えて言うなら、車が路肩にはまって困ってるときにたまたま通りがかったあんちゃんですよ。誰も手を差し伸べてくれないのに、このあんちゃんは爽やかな笑顔で「手伝いましょか」って言ってくれてる。よくぞ現れてくれた!まさに救世主!…でもそれ宗教じゃないでしょ。そういうあんちゃん、誰だって好きだと思う。斜めに見てる人は心がどこか歪んでしまってるだけ。

— れいわ新選組を支持するようになってからは?

れ訊
政党を支持してるというより、政策に賛同しているというのが近いかもしれません。政治にめざめた頃、私は大阪に住んでいました。当時、仕事とかプライベートでいろいろあって、うつ状態に陥っていて人に会いたくなかったので、ボランティア活動には参加していません。2021年の衆院選のときも、近所にある大石あきこ事務所にポスターをもらいに行くこともできず、大石さんやボラさんたちの選挙活動をただ遠くから眺めていました。

衆院選の直前に四国に移住しました。大石さんに投票できなくなったと残念に思っていたら、転居の3ヶ月以内なら前の住所地の候補者だって聞いて、無事に大石さんに不在者投票できました。

— 最初の一歩って、勇気がいりますよね。

れ訊
引越し先は小さな港町で、たぶん誰もれいわのことを知らない。自宅にポスター貼ろうかなと思ったけど、よそ者の私の家に貼ってあったら、逆にれいわの印象が悪くなるんじゃないかって悪いほうに考えてしまって、それもやらずじまい。せめて有料のオーナーズプレミアムに登録しよう、動画やツイートにいいねを押そう、それくらいしかできなかった。

大阪の知り合いに広めようにもうまく説明できなくて…。かつて教壇に立っていたこともあるので、人にわかりやすく話すことは普段から心がけてるのに、政治のことは基礎知識不足もあって説得力のある話ができない。私にはなにもできることがないなって思っていました。マイナス思考だけは絶好調だったんです。

— そこから、どうして街宣質問データベースのサイトを作ろうと思ったんでしょうか?

れ訊
でも、ある日、ふと思いついたんです。過去の街宣を検索できるサイトのアイデアを。HTMLやCSS、PHP(※webプログラミングの種類)を独学で学んでいて、趣味の茶道や映画のホームページを作ったことがあったので、れいわの質問を検索できるサイトを制作してみることにしました。公式YouTube動画を質問ごとに検索・閲覧できる仕組みになっています。サイトを公開したのは今年(2023年)の11月9日あたりです。

れいわに訊く インタビュー(WeAreれいわ新選組)
「肉球」と検索してみると、3件の質問が。気になる…

— サイト公開直後の反応はどうでしたか?

れ訊
Twitterで告知してもほとんど反応がなかったので失望しました。私のアカウントは当時200人くらいしかフォロワーがいなかったから拡散力がないのは自覚してたけど、自分ではそれなりに使いどころのあるツールを作ったと思ってたから、がっかりしていて。

そのあと、ボランティア本部の方から「感動した」ってメールがきました。肉球と太郎さんの画像を勝手に使ってるので、公開した時にサイトのことを伝えてあったんです。その言葉にどれほど救われたか。もう、この一言だけで作ってよかったわ、と思いました。

— 声が届くとうれしいですよね。膨大な質問の中からサクっと探せますから、とても使いやすいサイトだなーと感じました。

れ訊
ありがとうございます。そして11月22日だったか、Twitterで「過去の街宣のあのやりとりどこにあったっけ」みたいなことを書いておられる方がいたので、「こんなツールもありますよ」ってコメント書いたら一気に拡散されました。

驚きと、喜びと、広がりすぎて怖かったり、ついでに承認欲求も満たされまくって、お風呂の中でスマホ見てたんですけど、気づいたらお湯さめてました。

— それだけ反響が多かったんですね。サイト内に工夫しているポイントはありますか?

れ訊
質問文の中に含まれる言葉はサイト内で検索ができる仕組みになっているんですけど、たとえば「内閣の支持率」という言葉があったとして、これは「内閣支持率」で検索してもヒットしません。だから、個々の質問にそれぞれ隠しキーワードを付けてるんです。これは面倒ではあるけど、楽しい作業でもあります。

また、「ランダムキーワード」というのを表示しています。これは検索したいキーワードが思いつかなくても、どんなテーマの質問があるのかをざっと見渡せるものです。全部載せると膨大なので、ページを更新するたびにランダムに表示されるようにしています。

— ランダムで表示されるので、「お?これも気になる」と思わず続けて見てしまいます。サイト運営する上で大事にしてることはありますか?

れ訊
なんといっても、使いやすさです。このサイトの役割は、あるテーマについてれいわがどんな考えを持っているのかを、いろんな人に手っ取り早く知ってもらうことなので、そのための利便性、使い勝手をより高めていくことが大事です。いまはとりあえずバージョン1.0ができた状態。実際に使っていただいているみなさんの意見も伺いながら改良していきたいです。

— 今後やってみたいことがあれば。

れ訊
国会質疑のデータベースを作りたいです。「れいわに訊く」でれいわの聞く力は伝わる。次は人々の声を聞いたれいわ議員たちが国会でどう闘ってくれているのかをさくさく見られる場を作りたい。地方議会の質疑も入れられればもっと面白いかも知れないですね。有権者が政治を監視することのハードルがさがる一助となるツールになればいいと思っています。

あと、Twitterでいただいた提案ですけど、「れいわに訊く」は聴覚障害をお持ちの方には見ていただけないので、ボランティアさんたちが街宣を文字起こししたテキストをこのサイトで活用させていただく方法はないものかと模索しています。

— 最後に、ボランティア仲間や有権者に伝えたいこと、あれば思いの丈をどうぞ!

れ訊
ボラさんたちには、いつもありがとうございます、しかないです。みなさんおひとりおひとりの日頃の活動に刺激されて、私はこのサイトを作りました。でも私は、かたくて開けにくくなったビンのフタを簡単に開ける道具を作ったようなものです。フタを開けたビンの中身を広めるのにも、みなさんおひとりおひとりの力を頼らなければなりません。そしてそれはもう、やってくださっている。尊敬しかありません。

ボラさんたちを遠くから眺めてて、できることがないなと思っていた自分でも、このサイトを作ることで少しは追いつけたと安堵しています。ボランティアの形はそれぞれだ、思いついたことはなんでもやってみればいいんだって思いました。

有権者に伝えたいのは、「れいわはうさんくさい? 四の五の言わずに食ってみろ、うまいから。後悔させないから」と、いうようなことを、もっと丁寧に、謙虚に、楽しく、やさしく伝える努力をしたいと思います。

— ありがとうございました!これからも一緒にれいわを発信していきましょう〜。

「れいわに訊く」を使ってみよう

このインタビューをまとめている数日の間にも、データが追加されていたり、複数ワードで検索できるようになっていたりと進化し続けている「れいわに訊く」。

ちなみに、れ訊さんのオススメ動画のひとつは、山形でのおしゃべり会での「れいわには有能な人が多いと思うがこの人はここがすごいという紹介をお願いします。」という質問。太郎さんがれいわの議員を紹介するかと思いきや、スタッフさんを紹介したシーンです。「有能」で検索すると出てきますので、ぜひ試してみてくださいね。

れいわのボランティアはいろいろあります

「できることを できるときに できる分だけ」
れいわ新選組のボランティア活動は自由度が高めです。ガチなものからユルいものまで揃えてみたので、ぜひ覗いてみてください。

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