【マンガで伝える】「奨学金」ってチャラにできるの?

4コマ漫画「奨学金徳政令」

4コマ漫画 奨学金徳政令

教育の負担を家庭に押し付ける日本

現在、 奨学金を借りている、もしくは返済している人は国内で約555万人。 返済には金利が上乗せされ、金融機関が年間350億円の利息収入を得ています。国の未来にとって「教育」は重要な施策であるはずですが、多くの若者が借金を背負いながら学んでいるのが現状です。

日本は先進国を中心とするOECD加盟36ヵ国の中で、大学の授業料が高く奨学金も充実していない国に分類されています。同じ分類に入るのは韓国とチリだけ。他の多くの国では、そもそも授業料が無償(ドイツ、スウェーデンなど)や低額(フランス:年額約3万円、イタリア:年額約17万円など)であったり、学費が高くても給付型奨学金などが充実しています(アメリカ、オーストラリアなど)。

2020年度から日本でも「高等教育の就学支援新制度」の導入が始まりますが、既に卒業して返済を始めている人たちの負担が減るわけではありません。若者に対する教育を重要視するならば、借金を背負い、奨学金は「借りたら返すのが当たり前」というような自己責任論では語れない問題です。授業料の引き下げや給付型奨学金の充実とあわせて、「奨学金チャラ」の政策が必要なのです。

知られざる日本の奨学金制度の実態

奨学金の問題に詳しい 大内裕和教授(中京大学国際教養学部) と山本太郎さんが対談している動画が非常に分かりやすく説明していたので紹介します。これを見ると、「奨学金」という名前でいいのかな…とさえ思います。れいわ新選組を結成してから問題視しているわけではなく、議員時代から課題としてとらえていたんですね。

れいわ新選組は「消費税の廃止」を筆頭に生活に直結する複数の政策を掲げています。下記のリンクからどうぞ。

( illustration by バン )

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